クローズド・ノート / 雫井脩介

公式様から引用。

自室のクローゼットで見つけたノート。それが開かれたとき、私の日常は大きく変わりはじめる――。『犯人に告ぐ』の俊英が贈る、切なく温かい、運命的なラブ・ストーリー

 

雫井さんの言葉のチョイスや表現の仕方はキチキチに硬いわけではないが、あまり柔らかくはない印象。でもどのトーンのお話も全体的にあたたかいと思う。読み終わった時に、心がぽかっとするような。

キャラクターがとても魅力的なわけでも個性的なわけでもない、だからこそ、私は彼らの物語を外からのぞいている感覚。これは決して悪い意味ではなくて。いい意味で、雫井さんは読者のことをそんなに気にしていないのかな、と。よくある、このお話の中なら私この人が好きとかそういうのはあまりない。主人公にもそんなに共感したりしないし。彼女たちの生活とか物語を覗き見していて、楽しんでる。不思議な感覚。

 

それにしても前に読んだ「検察側の罪人 上・下」とは作品の雰囲気が全く違って驚き。テイストをここまで変えられるのか。

 

次は、「犯罪小説家」を読む予定。

 

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