boy meets girl

hope to be free

"疾風ロンド" 感想.

私が敬愛する東野圭吾先生原作のスキー場シリーズ第1作目、の実写映画。映画にするにはど定番のパニックものだけど何せストーリーがよく出来てるから映画化には納得。

 

最初にキャストを知った時は絶対阿部寛サンがパトロールの根津サン役だと思った。けどまさかの倉田サン。驚いたけど、全然アリだった。というかまず、あんなにコメディータッチにしてるとは知らなかった。ムロツヨシサンが出てきたタイミングで「これコメディー映画?」って思うくらいにはシュールで笑えるシーンが多かった。所長のダメダメな感じとか笑った~。原作だとただただムカつくけど、あのくらいのトーンだとそんなの超えて笑える。

 

優しくて出来る男でかっこいい根津サン役が大倉サンだって知ってちょっと残念に思ってしまったけど見てみたらそんなに悪くなかったな。よかったと思う。

 

チアキ大島優子サンだったのは納得だし、とてもハマり役だった。すごくよかった。ポップで破天荒で一生懸命で、でもちょいちょい冷静で、根津サンが大好きで。ビジュアルも、原作を読んだ時に思い浮かんでた感じにぴったりあうし、テンションとか喋り方とかさっぱりしてて私は好き。

 

そして1番みてて楽しかったのは息子のシュウト役の濱田龍臣サン。とても優しくて良い子で、表情がすごく良かった。好きだ。ちょっとはにかむ感じとか、父親を見つめる目とか、不満そうな口とか、可愛かった~。

 

あと地味に野間口さんが良かったな~。さすがです。彼にしか出来ないわ。

 

スキーやボードのシーンは映像がすごく綺麗で、アングルや動きも面白くて良かった。きっと監督がこだわったんでしょう。舞台が雪山らしい、とてもいい映像だった。

 

あと言いたくてたまらないのが、カッコウにみんなが集まってビンを落としてしまったらへんの時、みんなに倉田サンが責められそうになって、完全悪者で、めちゃめちゃかわいそうだったな…。変な話、倉田サンそんなに悪くないじゃんこの話で?!実行犯の片方は亡くなってしまって、片方は無事捕まって、責任放棄したのは所長。問題のブツはちゃんと回収されて、しかもそれを回収したのは倉田サン。(実際は違うけど(笑)) ってなると、確かに犯人は倉田サンの部下だったかもしれないけどさ。そんな悪くないよね。(笑)

 

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