boy meets girl

hope to be free

"きのう何食べた?" 感想.

2019年4月5日放送スタートのテレビ東京系連続ドラマ。簡単に言うと40代のゲイの同棲生活。現代日本社会では厳しいゲイの恋愛とお料理が上手にあわさった平和な深夜ドラマ。"おっさんずラブ"の波は上がりっぱなしだなーなんて思ってたけどこれメインキャスト2人のスケジュールが合うまで前々から待ってたって本当なのかな。そうだったらすごいな。確かにTwitterで流れてきた原作漫画をチラッとだけ見た感じ雰囲気がすっごいあってたから正解だと思う。あの独特なふわふわ感は坂口サンと西島サン2人だから出来たってつくづく思わされる。

 

筧史朗は街の小さな法律事務所で働く雇われ弁護士。 史朗の日課は、定時に事務所を出た後に近所の安売りスーパーへ向かうこと。お買い得な食材をすばやく吟味しながら、頭の中で瞬時に夕食の献立を組み立てていく。月の食費を2万5千円以内に抑えるのが史朗にとっての重要課題なのだ。

帰宅した史朗は早速夕食づくりに取りかかり、三品のおかずと炊き込みご飯、味噌汁を手早く仕上げる。そしてちょうど夕食の支度が調った頃、帰宅してくるのが同居する美容師の矢吹賢二だ。二人は”シロさん“”ケンジ“と呼び合う恋人同士。二人で食卓を挟みながら取る夕食の時間は、日々の出来事や想いを語り合う大切なひととき。

ある日、連れ立って歩いていた二人は賢二の美容室の常連女性客・千石さんと出会う。千石さんは史朗を見るなり「この人が例の彼氏さん?弁護士で女役っていう・・・?」。それを聞いた史朗の顔色がサッと変わった。周りから偏見を持たれることが嫌な史朗は、自分の素性を職場に公表していなかったが、賢二は職場どころかお客さんにまで話していたのだ。これは・・・今夜の食卓は波乱の予感?

シロさんとケンジのほろ苦くもあたたかい毎日と、日々の食卓を描いた物語の始まりです。

 

一見普通なのは西島サン演じるシロさん。世間体がどうしても気になっちゃって自分がゲイなことなんて人には言いたくないし、どこか負い目を感じてしまってるよう。でも親には説明してるし彼氏もいて同棲までしちゃってるんだからこのドラマは平和だ。お料理も得意できっちりしててまとも。に、見えるけど、でもなんかあるとシロさんよりケンジの方がよっぽどまともだろって思ったりもした。ケンジはシロさんとは反対だけど、とにかくシロさんが大好きな気持ちがビンビン出てて愛されキャラだなーと。

 

ゆるゆるな日常が描かれてたからあんまりゲイについてとかじゃない風だけどでもちゃんと大事なところもあったと思う。シロさんから名言もでたし。

「もしあのまま付き合い続けていたら結婚したかもしれない。でもゲイというのを止められないから妻も子も裏切って外で彼氏作って、その彼氏も傷つけていたかもしれない。ゾッとするよ。」

 

あとはまぁシンプルにジルベールが面白すぎた。なんであんなわがままなのあいつ。(笑) うざい通り越して笑ったしなんか見てて面白かった。シロさんの妄想のジルベールは最高に二次元で大爆笑。最初のあのハリネズミも面白かったわ~。センスが良い。
クリスマスディナーの後の帰り道のだいちゃんとジルベールの会話もめっちゃ面白かった。確かにジルベールとケンジはどこか似てて、シロさんとだいちゃんは鈍感なところとか似てるかもしれない。

 

正月に、実家に、ケンジを連れて行ったのはすごかった。お父さんとケンジがシロさんのアルバムを勝手に見ながら真面目な話をしてるシーンは、重要だって分かってるのになんかやけに面白かった。何故だろう。

お母さんの挙動不審な感じは辛いような面白いような、でも自然なような、不思議な気持ちになった。

ケンジ、よく頑張ったねー!

 

お料理もとっても美味しそうで、リアタイしてる日はキツかった…金曜日の深夜に…メシテロだよ…。2話に出てきたイチゴジャムすっごい美味しそうだったな~…。
しかしあまりに難しかったり栄養考えててすぎて絶賛お料理勉強中の私には全く参考にならなかった。あは。レベル高すぎ高杉くんだよ。

 

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