"DUO" を聴いて.
私の大好きな家入レオちゃんの最新アルバム、「DUO」。どの曲も本当にすごく素敵で、感想を書くのに本当に時間がかかってしまった。反省。
01. Prime Numbers
作詞: 松尾潔
作曲: 家入レオ・久保田真悟 (Jazzin' park)
この曲はドラマ「緊急取調室 Season 3」の主題歌にもなって何度か音楽番組でも披露してくれててすでに感想を書いてたので今回は割合。
"Prime Numbers" を聴いて. - boy meets girl
02. 愛してないなら
作詞: 杉山勝彦
作曲: KOUDAI IWATSUBO・高慶"CO-K"卓史
バラードにしては、どこか温かみがあるAメロBメロと冷え切ったサビのバランスを感じて面白かった。辛辣な歌詞がサビにくるのはレオちゃんあるあるかも。2番の、
君の低い声
って部分の少し音がなくなる？下がる？とこが個人的なお気に入り。理由は分かんないけど、ドキッとする。それから、1番2番と共通してある、
服を脱がして 欲しかった そっと
っていうのは、そのまんまの意味なのだろうか…それとも比喩的な感じで、心を？考察って難しいから私には全然出来ないな~…。悔しい。。
03. Overflow
作詞: 常田大希
作曲: 常田大希
最近すごく人気が上がってる "King Gnu" の常田大希サン作詞作曲の曲。私は彼らの「Player X」という曲がすごく好きだから、共通点(?)を見つけられてすごく嬉しい。曲調は今までのレオちゃんにはないタイプのもので、かっこよくて、でもレオちゃんにぴったりで気に入った！面白いなーって思ったのは、
脳味噌オフ→事故→向かう泥仕合
っていう2番の歌詞。矢印の入るこの歌詞を見るだけで面白いけど、ちゃんと歌で聴くとリズムよくオシャレに歌になっててすごい。新しい。
04. もし君を許せたら
作詞: 杉山勝彦
作曲: 久保田真悟 (Jazzin' park)・栗原暁 (Jazzin' park)
ドラマ「絶対零度 ~未然犯罪潜入捜査~」の主題歌。シングルにもなったしで音楽番組とかでよく聴いてた。メロディーとか切ないけどあくまで "自分" であることを忘れない歌詞がすっごくレオちゃんっぽくて好きだ。
05. Bicolor
作詞: 家入レオ・木村友威
作曲: Masa Ash
イントロからなんか胸がドキドキした。ちょっと低めの声とかが暗いテンションなのに、サビに向けて上がっていって、サビは高くて透き通った声が聴けてすごく私の好きなタイプの曲。かっこよくて、おしゃれで、レオちゃんの魅力が詰まってると思う！個人的には、
言い聞かせ眠る夜に踊れ
って歌詞がNEWSの曲に似てるのがあって、それもすごくおしゃれで好きな曲だからなんかリンクを感じて好き。
本物しかいらない
って歌詞も心に刺さるし、
愛されてみたいだけ
ってまさに…私です…寂しい夜はいつもそう思っちゃって、レオちゃんの曲を聴いてるから、次からの選曲は間違いなくこれだ。
06. Whenever
作詞: 木村友威
作曲: Masa Ash
誰かを愛すことは 誰かを愛さない事だよ
この歌詞はちょっとすごい。なんか刺さった。その通り、なのかな。じゃあ私は誰にも"愛"されてないのかな？でも私も結局、誰も"愛"せてないんだよね。うぅ。
07. Neon Nights
作詞: 永井聖一
作曲: 永井聖一
この曲がこのアルバムの唯一のアップテンポな曲と言っても過言ではないかもしれない。イントロとかAメロとかだけだとそんなにポップって感じではないけど、サビのメロディーはクセになるし、終始ノリノリなテンション。
「Neon Nights」=「眠らない街」。タイトルの「Neon Nights」は一度も歌詞に含まれていないけど、代わりに「眠らない街」がキーワードとして歌われている。この曲はシンプルに、この街で繰り広げられる初々しいカップルの恋愛ソングなのかなと。
08. JIKU
作詞: 小谷美紗子
作曲: 小谷美紗子
暗めのバラード曲っぽいけど、メロディーがとってもユニークで面白い。
自分の中の悪を悪だと決めなくてもいい
って歌詞はすごく刺さったけど、ここのメロディーはすごく面白い。素敵。サビの
あなたが 笑ってくれるなら偽善でも何でも熟す
ってところからするに、相手にゾッコンな愛の歌、みたいだけど、レオちゃんが歌うとすごく切なくて苦しくてでも力強く感じるから不思議だ。
それにしてもこの歌の歌詞は本当にすごくて…聴いててドキドキしてしまう。
グレる為の熱量だけがある
大人に絶望した少女時代
護身用の猜疑心を備えた夜明け
小さい頃に握ったナイフはもういらない
あなたが哀しまないなら わたしは奴等の全て 殺してしまうのになぁ
歌詞に「殺 す」なんて強烈なワードを入れてしまっていいものか。そしてそれを簡単に歌えるのか。この曲を作った小谷サンも歌うレオちゃんも、相当覚悟みたいなものは必要だっただろうな。
09. Spark
作詞: 家入レオ
作曲: 家入レオ
1番最初の
あおい
がすごく爽やかで素敵。レオちゃんのいいところが活きてる…！
女の子だからとか男の子だからとか
って歌詞もすごく好きだ。多様性の時代、ジェンダーなんてなんでもない。他にも、歌詞はちゃんと聴くと大人っぽいところもあるけど、サビとかはとってもポップで可愛らしい。でも最後の音がなくなるとことかはオシャレで、一言で軽快なポップスだとはいいづらい。
10. Bouquet
作詞: SoichiroK
作曲: SoichiroK・Nozomu.S
はなむけの歌、なんだと思う。
出会いの数だけ 別れがあること 知らず 生きられる人はいない
その通りだ。そうなんだ。私たちは地球とか大きなところから見れば本当にちっぽけで、なんでもない短い100年とかそれに満たないくらいの人生だ。だけど、私自身からしたらホントに長くて大変で悲しくて、それでも大切な人生だから。別れがあったりたくさん悲しいことがあることを知っててさえも、また、今日を、生きるんだ。
たった一人の誰か 照らす光になる それが"私が歌う理由"
この曲の作詞はレオちゃんじゃないから、これがレオちゃんだ、とは言えないし、もし仮にこれがレオちゃん作詞だったとしたって、私は安易にこれがレオちゃん自身だとは言いたくない。でも、これってすごいなぁと思う。誰かが、私を、照らす光になるために歌ってくれるってすごく幸せで贅沢なことだ。
共に苦しんで あげられないから
結ばれることが、なかったのかな。。。
こんなにも言葉 溢れる時代に あなた救える"ひと言"が見つけられなくて
言葉に出来ない、関係で、感情を持った2人のある意味別れの曲なんだと思うけど、ただシンプルに祝うことは出来ない、湿ったはなむけの曲みたい。
11. この世界で
作詞: 尾崎雄貴
作曲: 尾崎雄貴
この曲はアニメ「コードギアス 反撃のルルーシュ」の劇場版主題歌。これまたシングルとしてリリースしてて何度か聴いたことがあったけど、フルでちゃんと音源を聴けたのは初めてだったから嬉しかったな。イントロのどこか怪しげな感じと、最初の「こ」が力強さと儚さと透明感が共存しててもういきなり好き。サビの独特な雰囲気もれおちゃんらしい。
痛みは 奪わないで
ってこのメッセージはなんだろう。恐れて諦めないでってことかな。傷つくことを恐れずに、立ち止まらずに、って？
氷の上を 確かな足取りで歩ける
この詩も、破れることなんて恐れないで、堂々と歩けってことかな。
12. サザンカ
作詞: 家入レオ
作曲: 家入レオ
このアルバムのシメの曲。私、もしかしたらこのアルバムで1番好きかも。どこか魅惑的な雰囲気がレオちゃんワールドに引きずり込んでくる。
心が孤独で孤独で仕方ない”私”。誰にも愛されてないと思う”私”。1人じゃないのに。1人じゃ生きられないのに。いつもいつも、愛されているのに。でもそれに気づいたから、明日も生きていけるんだ。
レオちゃんがインタビュー
家入レオ、12曲で魅せる“レオ劇場” アルバム『DUO』誕生の背景に迫る | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス
で、この曲は
「全く鎧を着てない本当の自分。」
って言ってたのを聴いたあと読んで、私今もちゃんと本当のレオちゃんが好きでいれてるなって思えた気がする。正直、ほぼデビューの時から応援しててほとんどの曲を聴いていると好きな曲とそうでもない曲とかは出てきてしまうし、少しの期間レオちゃんの曲を聴かなくなってしまうこともある。でも私はちゃんとレオちゃんのところに帰ってくるし、新しい作品が出るたびそれを楽しみにして、実際楽しんで、また次に期待する。この曲を聴いてまた私はレオちゃん愛が膨らんだと思うし、もっともっとって思ってる。ライブにだって行きたい。この感情がメラメラと自分の中にあることが、今私は嬉しくてしょうがないよ。
レオちゃん、今回も本当に素敵な作品を、ありがとう。
来年のライブには絶対行きます…！！！！
